ゆく年くる年オキマリ展

ハッピーバッグ プレイバック

2018年12月21日(金)~2019年1月15日(火)

いやはや年を重ねるにつけ月日の流れの早さに感じ入るのですが あの世に近づいていることでもあり それはそれでおめでたい 敬愛する哲学者 池田晶子さんは生前「文明は便利の思想のなれの果て」と言明されているが 全くもっておっしゃるとうり 我らはそのなれの果ての時代をなれの果てと感じることなく 生きながらえているのではないでせうか まあ嘆いても始まりませんのでとにもかくにも我らが沖眞理展で元気を出しませう 彼女の無垢なる爆発力は 広島という土地が持つ苦しみや哀しみを受けとめ かつ反転させしめた好例でありませう この世のクレイジーさをのり越えるクレージーステッチバックはハッピーバッグなのだ しあわせは歩いてこない だから歩いてゆくんだね てなことで貧我信念オメデタイ

梶なゝ子展 KAJI Nanako

時をほどく 2018年10月日~11月6日

吉行淳之介は生きることは汚れることだと言い残した ジョーンバエズは雨を汚したのは誰?と唄った 21世紀に入って人類はますます地球規模宇宙規模で汚れちまった哀しみを垂れ流し続けている そして途方に暮れるのだが時を止めることはできない そんな時代になゝ子さんの作品の土肌には人類誕生前の太古の力強い息吹きを感じさせる重層がある 汚れたものを浄化させる真の美術者こそ 賢者にほかならない ほかならぬ梶なゝ子展へようこそ

モダンの夏休み 佐藤杏子×ハシヅメミツコ

2018年8月3日~9月4日

佐藤さんのガラス絵をはじめて拝見したときの印象は明るくてモダンやなぁといふことだった いっけんぐじゃぐじゃな抽象画だけれど そのぐじゃぐじゃラインやタッチがナイスなのだった さとうさんは深沢幸雄氏に師事されたそうだが師の画風をさらに自由にのびやかにした描写は良い意味でブレイクしていると思ふ そしてハシヅメさんのガラスも又カラフルで食卓を楽しくさせてくれるのが嬉しい ゴーカな素材でなくても器がステキならシアワセな気分になれるのよ 暮らしに良き絵があり良き器があれば心良き人生が送れるっていふことでごわす さぁモダンの夏休みに出かけよう

みんなでつくる堀尾貞治展

あたりまえのこと 恥の上塗り 前期 2018年5月18日(金)~6月5日(火)

堀尾貞治セレクション ナノ・リウム 後期 2018年6月8日(金)~6月26日(火)

前期 2018年5月18日(火)~6月5日(火)

■あたりまえのこと恥の上塗り

95年から毎春神戸から来てもらっている堀尾さんですが本展ではベルギー展をひかえ 体調を整えた方が良いでせうという相互理解のもと はじめての堀尾さん不在の展示となります 今回は中植さんに任せるわといふことで堀尾さん十八番の色塗りをテーマに楽しい展開が出来ればええなあと考えておりますよ 皆様のご協力のほどよろしくおねがひ致します 時あたかも恥の上塗りを続けるA政権にふさわしい あたりまえのこと 恥の上塗りをしつつ この国の色々モンダイにも思ひをはせたいのでごわす 尚 当方が色塗りしたDMに色を重ねてご持参いただければ随時展示させて頂きます どうぞよろしくお願いします

■みんなで色塗りパフォーマンス

 5月19日(土)午後6時~ 一品持ち寄り

後期 6月8日(金)~6月26日(火)

■堀尾貞治セレクション

ナノ・リウムにたまりにたまった?堀尾作品を堂々大公開ぜひお出かけください

6月9日(金)~6月26日(火)

雪の結晶鹿渡り 白石ちえこ × 田中雅樹

2018年2月2日~2月27日

 

 白石さんが冬の道東の中標津や別海 釧路 そして根室あたりへ出かけて鹿たちの写真を取り続けているといふ話を聞いた時 遠い昔 ひきこもりだった埼玉は蕨の健ちゃんとで抱えた夏の北海道の旅を思い出した 根室当たりだったか 食堂に入った折に地元の新聞を読んでいると根室や国後島あたりでは かつてカニがたくさんとれて缶詰工場があまたあったといふ その工場で働く女工さんたちが唄った女工節を採譜している大阪の堺の女性がいるということだった お顔見たけりゃ写真ある 話たけりゃ電話わる これほど便利な世の中にアラ逢わなきゃできないこともある♪ 根室女工節と謙ちゃんとはリンクするけれど 数年前に亡くなったといふ どんな思ひで北海道旅行に誘ってくれたのか今となってはわからない 一緒に酒を飲むこともできない 

 

白石さんは鹿たちが結氷した湖上を列を連ねて寝ぐらに帰っていく姿を見た時の感動を忘れられないといふ 人には多かれ少なかれ忘れられないことがあるものだ この秋だったか 静岡駅に近いギャラリーで田中さんの器を初めて見せてもらった 略歴を見ると雪博士の中谷宇吉郎記念館に雪模様の作品が収蔵されているではないか 田中さんはオブジェ作家さと思っていたけれど器も作っているといふことで 早速その雪模様の器を送ってもらった さうだ!! 京都へいかふ! ぢゃないけれど厳冬の2月に雪の中で生きる鹿たちの写真とクールな器たちのコラボはどうやろかとひらめいたのだった トートツだが東京ロマンチカの北海道には雪が降る♪って歌もあったっけ そう 冬を満喫する展覧会がええぢゃないかの中谷さんてなことで鹿の雪渡りと雪の花のうつわの二人展と相成った 寒さをヒリヒリと感じるのも生きてるからこそよ 泊トマリテ東沸へ なかなか遠い中ノ古丹 雨は降る降る古釜布 アラ 恋しい恋しい乳呑ノ路♪

もうひとつの富士 アートコンテスト展

2018年1月19日(金)~1月28日(日)

例年の事ながら月日の経つのは早いもんですな。それに、今年の冬はやけに寒いやうに感じるのはわたしだけでせうか。

あて恒例のもうひとつの富士アートコンテスト展が近づいてまいりました。毎年のことでっさかい、どうぞよろしくおねがひ致します。最初の頃からの人、途中参加の人、出品しなくなった人いろいろですが、やっぱりケーゾクはチカラなので、よりよき一年にする為には、まず新年からの好ダッシュが不可欠でっせ。最終日は楽しいパーテーに参加すべく作品をひねり出して頂きとうござる。

【作品募集要項】

①出品は1点です。

②表現は自由形。絵画・写真・立体・コラージュなどなど力作をお待ちしてまっせぇー。

③作品の大きさはタテ60㎝ヨコ60㎝厚さは10㎝までです。

④立体の場合は30㎝×30㎝の台にのっかるモノ。

⑤搬入締め切りは例年より早いですが1月17日(水)までにナノリウムまでご持参ください。

遠方の方は送っていただいてもOKです。

⑥最終日1月28日(日)に一品持ち寄りパーテーを行いますが詳細は別紙にて、、、。

お問合せ ナノリウム0555-24-2938

もうひとつの富士 アートコンテスト展 結果発表

【2018年人気作品大賞】

 

【作品に花も実もあるDE賞】(参加者による投票のw受賞)

『富士乃家花麓(ふじのやかろく)』 綴 美里さん

 

【カレイなるカムバック賞】

『結(ゆい)』

 

【かわいそうで賞】

『いつもソコに在る富士』相川アクトさん

(人気投票で大賞と2票差でしたけど、何もなかったので)